2024/07/27
【アートスクール】フォトレポート『好きな形をハンコにしよう』T図案 / 版画家(2024.07.27)
本日は版画家のT図案さんを講師に迎え、
T図案さんオリジナルハンコと、
参加者による手作りハンコを使ったアート作品作りのワークショップを行いました。
講座は参加者の皆さんが手を動かす中で、適宜、T図案さんの説明が挟まる形で進みました。
まずは絵柄を決めるために、紙に絵を描きます。
自分の名前だったり、怪獣の絵だったり、幾何学な模様だったりなんでも自由です。
次に出来上がった絵柄をハンコの元となる、消しゴム版に転写する作業に進みました。
原画をコピー印刷し、紙についたトナーを除光液を使うことでハンコ側へ転写するのですが、ここで事件が発生!
DTCにあるプリンターのトナーではうまく転写ができないことが分かりました。
ということで、紙に描いた原画を改めて、消しゴム版に手描きで写していきました。
ゴム版に下絵が描けたら、実際に彫る工程へと進み、
T図案さんにやり方を教えてもらいながら、細かな作業を行いました。
ただ線に合わせて掘るのではなく、入れるカッターの刃の角度などにも気を配ります。
1人では頭の中が?になってしまう工程ですが、T図案さんのサポートもあり、
みんながそれぞれのハンコができていきます!
紙を選んで、ハンコにインクをつけて、実際に押してみると、さっき自分が描いた絵がハンコに変わり、
連続して同じ絵が現れます。ただ絵を描くのとはまた違った、面白い体験になりました。
もちろん、全てがうまくいくわけではなく、彫り切れてない部分は
インクが塗り潰されて出てくることもありました。
参加者みんなの個性がハンコに現れ、すべてオリジナリティの光るハンコばかりでした。
最後にはT図案さんに自身のハンコをお持ちいただき、
それらを使って、参加者オリジナルの作品を作りました。
インクの色を変えたり、異なる模様を組み合わせたり、
それぞれの方法でハンコを楽しみました。
彫る工程に、集中力と根気を要すハンコ作りですが、
1度作り出せばそこには多くの楽しみと創造が潜んでいます。
今日感じたことを、
ハンコだけでなく、様々な形で創造や表現に繋げてもらえたら嬉しいです。