NEWSおしらせ

2024/03/16

【DTC CREATIVE SESSION2024講座】フォトレポート『鹿皮を使って楽器を作ろう!』獣部(2024.3.16)

今回は皮アーティストのimocoさんと、音楽家・デザイナーのtakaramahayaさんからなる
『獣部』のおふたりをお呼びして、鹿の皮を使った楽器制作のワークショップを行いました。

今回制作する楽器は2種類。
竹の筒に鹿の皮を張った太鼓と、木の実にお米を詰めて鹿の皮で封をしたシェイカーです。

まずは竹の筒をカットしていきます。
ノコギリを使う作業ということで、やりたくない子もいるのではと想定していましたが
imocoさんの「竹切ってみたい人?」という問いかけには、なんと全員が挙手!
みんなでベランダに出て、音程を分けるためそれぞれ違う長さに竹を切り、やすりがけをしていきます。

切る順番を待つ間は、現在展示中のimocoさんのEXHIBITION『山のいろ 山のおと』へ。
獣の皮の質感や匂いが個体によってもそれぞれ違うことを、五感を使って体感している様子でした。

竹のカットが終わったら、いよいよ鹿の皮の加工へ。
ちょうどいい大きさにカットし、水につけていきます。

厚紙のような乾いた質感だった皮は、水につけると柔らかく伸縮性のある素材に変化。
普段皮に触れる機会もなかなかないだけに、これは意外に感じた子も多かったようです。
ワイルドな匂いに包まれながら、試行錯誤しつつ竹の筒やお米を入れた木の実に皮を張っていました。

完成した楽器はどれも素朴な質感でかわいらしく、音色も形も個性あるものばかり!

馴染みがない野生の世界を「関係ない」と切り捨てるのではなく
実際に触れて感じてみることで、自分たちのルーツや、環境へ思いを馳せてみる。
今日の講座が、そんな1つの機会になっていたら嬉しいです。

今回制作した楽器の一部は、
イベント最終日の3/24(日) 14:00〜15:00に行われる『SPECIAL LIVE SESSION』の、
MUSIC SESSION『After wilds』にて演奏される予定です!

プログラムはどなたでもご覧いただけます。
今回こどもたちと獣部のおふたりの手によって野生から切り出された楽器と、
テクノロジーとのコラボがどんな音色を生み出すのか、
ぜひ実際に足を運んでお楽しみください。