【アートスクール】フォトレポート『「季節の手しごと 花」お花のクリスタリゼとケーキをつくろう』窪田よしみ / 菓子作家（2024.2.4）

春の訪れが待ち遠しいこの頃。
菓子作家の窪田よしみさんをお迎えし、
お花のクリスタリゼとケーキを作りました。

お砂糖を結晶化させるクリスタリゼという技法は食べ物を保存する方法の一つ。
すみれの砂糖漬けはオーストリアの王宮でも愛されたスイーツで
見た目も可愛らしく香りも楽しむことができます。

今回ご用意くださったのもエディブルフラワーのすみれの花苗。
これは花びらが多いね、真ん中がふわふわしている！
そのまま食べてみたい！とぱくりと食べる子も。
好奇心のままに、観察しながら好きな色のお花を摘みます。

お花の表裏に丁寧に卵白をつけて優しく砂糖をまぶしたら
結晶が美しいすみれのクリスタリゼが出来上がりました。

乾かしている間に、ショートケーキを作ります。
ふわふわのスポンジ、間に染み込ませるシロップ、飾りの生クリーム。
小学生から大学生まで、はじめましてのメンバーでしたが
自然と役割分担が生まれ、穏やかな雰囲気の中、作業を進めます。

スポンジケーキの焼けた良い香りに包まれながら、最後はデコレーションです。
スポンジの間に、窪田さんが作ってきていただいた
イチゴやリンゴのジャムを挟み生クリームを塗ります。
すみれのクリスタリゼ、お好みでシロップや生のお花を飾り付ける子もいて、
それぞれ素敵なショートケーキが完成しました。

パリッと甘いすみれのクリスタリゼ。
まだまだ寒い日が続きますが、一足早い春の香りを楽しみました。