NEWSおしらせ

2025/06/08

【アートスクール】フォトレポート『光の三原色で彩る世界を発見する』河野未彩 / 視覚ディレクター・グラフィックアーティスト(2025.6.8)

視覚ディレクター・グラフィックアーティストの河野未彩さんは、
身の回りの”現象”を観察し、作品を作り上げてらっしゃいます。

今日は、「光」の色を分解して河野さんが作られた「RGB_Light」をつかって
光の三原色から生まれる新しい世界を作りました。

影は、光が遮られて生まれるので、普通は黒やグレーなど色味がありません。
しかし、河野さんの「RGB_Light」で
まずは1色だけ点灯し、そこに1色、また1色と加えていくと
光源が三色に分解しているので、影もいろとりどりに!

さらに、アプリ内で操作できるので、色味もRGBや明るさ、彩度など変幻自在!
影の色味をみながら、好きな色のライティングをそれぞれ作っていきました。

そうして、針金や発泡スチロールなどいろんな素材と、
もってきたものを組み合わせ
カラフルな光と影のオリジナル世界を、iPadで撮影します。

創作活動室では真っ暗にした部屋全体にRGB Lightを照らし
モノだけでなく、自分自身にも透過させて、影で遊びながら撮影大会。

また、中学生がものすごい集中力で作った精度高い繊細なドラえもんは
みんなで協力して撮影することができました。

はじめましてのみんなの距離感が、撮影で自分を解放するうちに
少しずつ自然と打ち解けていたのも、印象的でした。

今日は、独特の感性をもった子や
いろいろ試しながら観察する中で、いろんな発見をする子が多く、
「この色は、1月9日の色!」と感じたまま表現する小学生や、
「絵の具は色を混ぜると暗くなるのに、光は色を混ぜると明るくなって不思議だった」
という小学生の鋭い発見には、河野さんもとても驚かれていました。

おうちでも簡易版のRGB Lightを作って実験してみたり、
日々の現象に興味を持って、鋭い観察を通して発見したことが
みなさんの新たな創作に繋がっていったら、うれしいです。