NEWSおしらせ

2025/05/17

【アートスクール】フォトレポート『ワクワーク!初めてのラテアート教室』 MIA MIA / コーヒーショップ(2025.5.17)

冷たい雨が降る土曜日の朝。

今日は、代官山ティーンズ・クリエイティブを飛び出し、
豊島区・東長崎にある、カフェ「MIA MIA(マイアマイア)」にお邪魔して
ラテアートを体験させていただきました。

MIA MIAは、2020年春にオープンし、先日ちょうど5周年を迎えたばかり。
街にも人にも開かれた場で、
3月の「DTC CREATIVE SESSION 2025」のコンテストで審査員も務めてくださった
ヴォーンさんがオーナーを務めています。

窓も扉も開放されているので、お店の前を通る人みんなに、
「はいよー!!」とヴォーンさんが元気よく声をかけ、
「これからどこいくの?調子どう?」と分け隔てなく接して、
東長崎という街と人を繋ぐ、ハブのような場所になっています。

ヴォーンさんが、参加者のみんなにお店の紹介をしているタイミングでやってきた
常連のお客さんも、MIA MIAが大好きで東長崎に引っ越してきたんだそう。
急にヴォーンさんに振られて、代わりにMIA MIAの魅力を伝えてくださいました。

「ラテ」とは、細かく挽いたコーヒー豆を、濃ゆく抽出したエスプレッソに
シルキーなフォームミルクを注いでつくるドリンクのこと。
そのミルクをエスプレッソに注ぐ波形を使って、模様を描くのが「ラテアート」です。
MIA MIAでは、そこから派生して爪楊枝やピンセットを駆使して自由に描くラテアートも有名で
バリスタのぴょんさん、まいさんのお二人に、
それぞれデモンストレーションを見せていただきました。

そうして早速こどもたちも実際にラテアートに挑戦していきます。
はじめは基本的なハート型のラテアートから。
ダジャレ好きなヴォーンさんは「ラテハートだよ」と冗談を飛ばし、
少し緊張する場を、和ませてくださいました。

今度は、
「誰かのことを想像し、その人に喜んでもらうラテアート」というテーマで、
ラテアートに挑戦しました。
まずは誰のために作るかを考えてね、と伝えると
ほとんどが付き添いできてくださった保護者のみなさんのことを思い描いていて
パパママたちに、何が好きかをインタビューしてから描く子もいました。

自分の好きなアイドルのキャラクターを描いてみたり、
一度描いて、それをフォームミルクで塗潰してまた新しい絵を描いたり何度も描き重ねてみたり
コーヒー好きのお母様のために、ラテの上にコーヒーの絵を描いてみたり
その発想と心の豊かさに、ヴォーンさんはじめスタッフのみなさんも大感激!

ご家族のみなさんも、
自分のために描かれたアートラテのおいしさや込められた気持ちに感動されて、
ラテを通じて生まれる新しくやさしいコミュニケーションに思わず笑顔が溢れていました。

しかも今回、3月のコンテストに歌で出場した子も参加してくれていたので
ヴォーンさんのリクエストにより、途中で「tomorrow」をアカペラで歌ってくれる
スペシャルなシーンも!

他のお客さんがいても自由に歌を歌ったり、
あまったエスプレッソを使って、
ペーパーナプキンに絵を描いてもいいんだよとバリスタさんが勧めてくれて
なんでも自由にやらせてくださるそんな寛大さも、このお店の魅力のひとつのように感じました。

単純にラテアートの「技術」だけを切り取って学ぶというよりは、
このMIA MIAという場の持つ魅力に触れながら、
誰かを思い遣って生まれる「ラテアート」と、あたたかいコミュニケーションを
体験してもらえたことが、なによりもうれしかったです。

おかげさまで朝から、とても気持ち良い時間を過ごせて
とってもいい一日のはじまりとなりました。