2025/01/11
【アートスクール】フォトレポート『和紙と竹の「和凧」に自分の絵柄を描いて揚げよう』 福岡正巳 / 凧の博物館(2025.1.11)
2025年、最初のアートスクール。
東京・日本橋にある「凧の博物館」の福岡正巳さんをお迎えし、お正月の風物詩「凧」を作ります。
今日の凧は新潟県三条市の「六角凧」。
世界中にさまざまな種類がある凧ですが、日本の凧は丈夫な和紙とよくしなる竹を骨組みに使うのが特徴です。
最初に、日本の伝統的な角凧や奴凧、セミの形をした珍しい凧など、博物館に展示されている凧を見せていただきました。
どの凧にも絵や文字が描かれていますが、空高く揚がった状態を想定して大胆な柄になっています。
「何を描いてもいいです。それを凧にすれば、空に自分の絵を揚げることができるんです!」と福岡さん。
描きたいものを考えてきた!という子もいて、みんなの期待が高まったところで、和紙に絵を描いていきます。
しっかり図案を下書きする子、大胆に色をのせる子、バランスを見て調整する子、方法もさまざまながら、絵柄もさまざま。
風景画のように色付けしたり、自分の漢字一文字をデザインしたり、干支にちなんだ「蛇」もあり、
「六角形の和紙」という少し変わったキャンバスに、みんなの個性が展開していきます。
絵付けが終わったら、次は組み立てです。
いま絵を描いた和紙を裏返し、3本の竹棒を指にボンドをつけて貼り付け、立体にしていきます。
凧を作ったことがあるという子もいましたが、それはビニール製とのこと。
和紙と竹を扱うのは初めての体験かもしれません。
竹には各パーツに合わせた角度のカーブがつけられていて、この素材の特性を実感します。
貼る場所の目印をつけて準備してくださったので、小1の子でもしっかり作ることができました。
凧糸を通し、細長い和紙を2枚つなげた長〜い尾をつけて完成です。
それでは最後に、保護者の方も一緒に、DTCの屋上で出来立ての凧を揚げましょう!
広くはない場所なのであまり駆け回ることはできませんが、
都会の空に自分のオリジナルの絵を浮かべることができました。
自分の絵柄で作った凧、持ち帰って、また好きなときに揚げてくださいね。