2024/09/08
【アートスクール】フォトレポート『ハンドパンの音に触れて自由になろう』FUGAKU YOHEI / ハンドパン奏者(2024.09.08)
今回は、ハンドパン奏者のFUGAKU YOHEIさんをお迎えし、
ハンドパンの音に触れるワークショップを開催しました。
“ハンドパン”という楽器を、みなさんは知っていますか?
街中やSNSなどで、一度は見かけたことがあるのではないでしょうか。
鉄を主成分とする金属製の楽器で、2000年ごろに生まれた
まだ、新しい楽器です。
見た目は、UFOのようであったり、ものによっては亀の甲羅にも見えるドーム状のかたちをしていて
音色は、独特の響きと共鳴によりリラクゼーション効果も高く、瞑想やヨガでも使われることがありますが、YOHEIさんは、クラブカルチャーにも影響を受け、エレクトロニックなサウンドで演奏されることもあるそうです。
そんな奥の深いハンドパンを中心に、今日は、YOHEIさんが用意したフレーズに合わせて
自分で演奏したり、他の楽器を使いながら自由に曲を作っていきます。
まずは、ハンドパン体験から始まります。
弦楽器や管楽器と違い、音を出すまでのハードルが低く
叩くだけで綺麗な音色が出る打楽器に近い構造なので、
初心者も楽しみやすいところも、魅力の1つです。
叩くところを変えると音色が変わり、同時に叩くとまた音色が変わる。
今日参加した子どもは、全員初めてでしたが
すぐに熱中していきました。
一通り、体験した後は
みんなで1つの曲を、その場で創作していきます。
ベースとして、YOHEIさんが用意したフレーズがあるので
それを聞いて、思いついた人から
続けて演奏し、それを録音して重ねていきます。
ここからは、ハンドパン以外の楽器も用意したので
ピアノだったり、ドラムだったり、いろんな楽器を演奏してみます。
楽器の演奏が未経験でも、思い思いに楽器を鳴らし
中には、スネアの横の金具部分だったり
ヨーヨーの糸を引く音を録音する子もいて、
独創的なアイディアが生まれていました。
録音する時は、楽器以外の音が入らないように静かにしなくていけないのですが
音を立てないように静かに動く、変な遊びにもハマっていました。笑
一度録音してみて、よかったら残して
違うなと思ったら、もう一度やり直してみます。
みんなで、試行錯誤して1時間。
ついに、曲が完成しました。
最初の体験で鳴らした時からは、想像できない曲になったという子もいるくらい
みんなの発想が面白い曲を生み出しました。
せっかくならと、みんなのフレーズを元に
YOHEIさんにも曲をアレンジしてもらい、さらにかっこよく仕上げていただきました。
編集・ミックスするとこんなにも変わるんですね。
今回は、短い時間でしたが
もし機会があれば、今度は じっくりやってみてください。
世の中には、たくさんの楽器がありますが
みなさんが知らない楽器も、まだまだあります。
いつ、どこで出会いがあるかわかりませんが
その時は、今日のように未知との遭遇をぜひ楽しんでください。
きっと新しい自分に出会えると思います。