2024/06/29
【アートスクール】フォトレポート『思い通りに動くのは実は簡単だった! 〜動きのプロコーチが伝授する、意識と動きの関係性〜』 春山凌 / 動きのプロコーチ、キッズハイパフォーマンススペシャリスト(2024.06.29)
体を動かすこと、普段何気なくできてしまっていることを意識したことはありますか?
逆にできない、苦手と思っていることは、自分の思い込みでしかないかもしれない。
もっと動きたい、思い通りに動くことができたら!
今日のアートスクールは、動きのプロコーチ春山凌さんをお迎えして、講座を行いました。
まずは、春山さんの自己紹介を兼ねて、コーチとは何をする人なのか、説明してくださいました。コーチとはその語源の馬車にあるように、「その人が望むところまで送り届ける」こと、つまり目標達成の支援をする人ということで、みんなのやりたいことをヒアリング。
「足が速くなりたい」
「逆上がりができるようになりたい」
「アクロバットがしたい」
「将棋が強くなりたい」(!)
などなど、次々にリクエストが。
さっそく足を速くしようということで、まず行なったのが足を意識してジャンプと、天井を見つめ、さらにその先の空を意識してジャンプ。飛び方でも、足の使い方を教わるでもないのに、高く飛ぶことができて、みんな実感することができました。
不思議です!ちょっとした意識のしどころを変えるだけで、みんなの動きが大きく変わる。人間の体は意識したことに反応することを、みな少しずつ体感していきました。
続いて、意識を自分の目の前に置いた時と、先にある壁、さらにはその先までも意識した時の走りやすさも体感。こちらもやはり先を意識すると体の動きが違うようです。
意識一つで体の動きが変わること、みんな体で理解していきました。
こうして、足を速くすることから、側転、ブリッジ、けあがりのような動きとさまざまな動きを体験しました。驚いたのは、側転の練習中、基本的な動きの練習で、両手をついての移動を練習。そこから、手で体を支える時間を少しでも長くしようと挑戦したところ、すっと倒立ができた子も!できる、できないを頭で判断するのではなく、まず体を使うことで、実は簡単にできることがあることを目の前で見せてもらいました。
「足が遅い」から速くなりたい、「倒立ができない」から倒立がしたい、ではできない自分が意識されてしまう。ではなく、できることを意識する、もしくは何も意識しないことで簡単にできることがあるのですね!いかに頭に行動を制約されているか。
最後は春山さんご自身のアメリカでの野球経験の話を。
メジャーへの昇格を目標に切磋琢磨していたところ、スカウトから質問が。「君はメジャーに上がった時にチームに何を貢献できるのか」。答えられない自分に愕然としたそうです。メジャー昇格を望み、ライバルと競い技術を磨くだけではなく、さらにその先にある自分がどのような選手になりたいかを意識すること。今の自分からは遠いことでもそれを意識することがより先に到達する道標になることを学んだそうです。
ふとした思い込みから、行動に移せないこと、できないと思っていることは案外多いのかもしれません。その制約を外すことは思いの外、簡単で、それができることで世界はグッと広がるのですね。
限界は作らない、ゴールははるか先に見据える。
これがこの世界を軽やかに過ごしていく秘訣なのですね。参加してくれたみんなも、明日から思い通りに、自由に動いてもらえたら、世界は変わっていきそうです。
春山さん、本日は貴重な体験をありがとうございました!





















