NEWSおしらせ

2024/05/18

【アートスクール】フォトレポート『自分たちだけのステルスゲームをつくってみよう』 あやたか / ゲームクリエイター(2024.05.18)

今日のアートスクールはゲームクリエイターのあやたかさんをお迎えし、チームによるゲーム制作を体験しました。

まずは、あやたかさんが自己紹介を兼ねて、今回のために制作してくださったゲームを説明していきます。題材となるのは、見張りが多数存在する場に潜入して、宝を手に入れ、ゴールにたどり着くステルスゲーム。これに手を加えていきます。

ゲーム説明の後は、少し難しいゲーム制作ソフトの使い方を聞いて、いよいよ手を加えていきます。手を加えると言っても、変更できる点はたくさん。音、自分や敵キャラの動き、見た目などなど。それぞれに手を加える方法についてもマニュアルを用意いただいたので、そちらを参考に各グループで作業に入ります。

作業にあたって、出されたルールは3つ。
・みなで協力して作る
・失敗しても大丈夫
・自由に楽しもう

さっそく”自由に”作業に入ると、ゲームを楽しみながら手を加えていくグループもあれば、設定にこだわってじっくり作業を進めていくグループ、進め方は三者三様。みんなの意見が集まって、ゲームがどんどん形を変えていきます。

そして、時に歓声を上げたり、あやたかさんに助けてももらいながら、同じステルスゲームでスタートしたにもかかわらず、
・驚くような跳躍力を武器に、見張りと巨人(!)をかわしてゴールを目指すゲーム
・視界ほぼゼロ、暗闇の迷宮からの脱出を図るホラー調ゲーム
・巨大アスレチックを模したフィールドから近道をみつけ、ゴールにたどり着くゲーム
と、まったく内容の異なるゲームの完成が見えてきました。

が、ここでアクシデント!
コンセントが抜けて、2台のPCの電源がアウト!2つのゲームは幻となってしまったのでした。

それでも気を取り直して、最後はそれぞれが作ったゲームの発表会。消えてしまったゲームも残していた発表シートをもとにしっかり発表。同じスタートからこれだけの内容の異なるゲームができたことに、あやたかさんも驚かれていました。幻となってしまった2つのゲームも本当に見事だっただけに残念でしたが、唯一残ったゲームをみなで楽しみました。

最後は「好きなことを深めていくことに限界はないこと、そのやり方は自由であり、どんなことも試して欲しいこと」をあやたかさんがみなに伝えてくださいました。ご自身の活動も踏まえたメッセージは、みなの背中を押してくれたと思います。

大きなアクシデントに見舞われながら、無事終わりを迎えた後、さらなる展開が!
消失してしまった2つのゲームのグループ有志が各1名残り、ゲームの復活を試みてくれたのでした。すでにゲームの内容は頭にあったからか、3時間近く作業をした内容が1時間経たずにほぼ復活!これには、あやたかさんも脱帽でした。

好きで身につけたこととはいえ、これだけ短時間で習得できる、その可能性の大きさには最後にこちらも驚かされました。

あやたかさん、今日は自由で創造的な時間をありがとうございました。