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2024/05/04

【アートスクール】フォトレポート『MPC体験会 自分のビートを作ろう!』MPC GIRL USAGI / MPCプレイヤー(2024.05.04)

“MPC”という楽器を、みなさんはご存じでしょうか。

MPCとは、生活音や好きな曲からサンプリングして(切り取って)、それをループ再生することでビートが生まれる楽器です。

今回は、そんな魔法のような楽器を華麗に演奏されるMPCプレイヤー、MPC GIRL USAGIさんをお迎えし、MPCを使った自分だけのビートメイクを行いました。

MPCってなんだろう。
こどもの目の前に佇む不思議な楽器について、USAGIさんが実演を交えながら、その楽しみ方を教えてくれます。
リズムの土台となる「小節」については、図解を見せたり、こどもと一緒に声を出しながら丁寧に説明いただきました。

MPCや制作のポイントを押さえたら、一斉に自前のヘッドホンをMPCに挿して、ビートメイクの始まりです。
スクリーンに映るUSAGIさんの手元を見ながら、各自つまみを回し、同じ設定にしていきます。
テンポを合わせたら、それぞれ好きな音源素材をMPC内から選び、その音源を、叩くと音が鳴るパッドに振り分けていきます。
使いたい音が決まったら、パッドを叩きながら、複数の音を重ねて録音しました。

前半はここまで。後半は、生の音を録音してMPCに取り込み、前半に制作したビートに加える作業です。
まずは、サンプリングする生音の一つとして、USAGIさんにお持ちいただいたレコードをみんなで聴いて、MPCに取り込むところまで行いました。

続いて、保護者の方も加えて、みんなで「ウーッ!」と声を出し、これもサンプリング。
自分の声がMPCから聞こえることに、恥ずかしがるこどもの姿が印象的でした。

そして、DTCに常備されている木琴やカホン、マラカスなどの楽器をはじめ、
カーテンの開閉音や、カメラのシャッターを切る音、手首に付けていたブレスレットを握りしめるなど、
こどもの視点で、個性豊かな音をたくさん採取していきます。

 

最後に集めた音を、前半に制作した音に加えて、自分だけのビートの完成です。
その完成度に、USAGIさんも驚かれていました。
作ったビートは後日お渡しするので、お家で聴いたり、引き続きビートメイクに挑戦してみてください!

USAGIさん、自由で楽しくて、貴重な創作の時間をありがとうございました。