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2024/03/24

【DTC CREATIVE SESSION2024講座】フォトレポート『過去、現在、未来を想い、作って食べよう・地層スイーツ』小桧山聡子/山フーズ(2024.3.24)

DTC CREATIVE SESSION2024最終日!

本日は、山フーズの小桧山聡子さんをお迎えし、地層スイーツを作りました。
私たちが今、立っている地面の下には、どんな地層が重なっているでしょうか。

地球が誕生して約46億年の中で、様々な時代の層が重なっていることを想像します。

まずは、そんな地面に眠っている化石たちを
小桧山さんが用意してくれたクッキー生地で作っていきます。
かぼちゃ、いちご、紫芋、抹茶、ココア、ブラックココア、どれも食物のパウダーで色を出した生地。
混ぜて色を変えたり重ねたりして、好きなように造形していきます。

恐竜、骨、虫、お花、宝箱、流れ星。
トッピング材料を使って恐竜の歯を再現する子や、
「目玉の化石もあるんだよー!」
「金、石炭、アメジストやタイガーアイも作れそう!」なんて声もあがりながら
みんな具体的にイメージして作っていきました。

そうして、作ったクッキーたちを焼いている間に
小桧山さんが焼いてきてくれたブラウニーとスポンジを手でふんわり砕いて、
層となる土や砂を再現する部分を作っていきます。

下の方には粒が大きめなジャンボコーン、中間にはコーンフレークかなぁ?と話しながら層にする順番をみんなで決めて、いよいよ特大容器に地層を作っていきます。

平に広げながらそれぞれの種類を重ね、焼きあがったクッキーを好きなところに埋めていきます。
楽しくなってきて、層が崩れそうな勢いが一時ありましたが、なんとか声を掛け合いきれいな層ができました。
最後は、オートミールとココナッツと竹墨入りの黒いアスファルトクッキーをのせ、
ハーブ(ミント、チャービル、ビル、ローズマリー)やスパイス、パウダー、ドライフルーツ、カカオニブ、エディブルフラワーを使って
現在の地面、そして未来の理想の地面を表現します。

段々と層になっていくうちに、地層がどうやって積み上がっていったかを実感するこどもたち。
アスファルトの上にのせる車のクッキーを作っておけばよかったな~という子や、
パウダーをまぶしたり、細かなトッピングをのせていくうちに、
お菓子作りというより絵を描いているみたい!と地層づくりも盛り付けも改めて楽しんでくれました。この作業を通して、話し合ったり協力したりするうちに、
初対面の参加者同士にも友情が生まれたようです。

完成し、トンカチでアスファルトを割って地層をスコップで掘ってすくい、いただきます!

自分や友達が作ったクッキーを掘り起こして食べたり、いろんな食感が仕込まれた層をほおばりました。

今回は完成したスイーツを、来場者のみなさんにお配りしました。
スコップで掘り起こし配るたびに変化していく地面の姿から
再び地球の歴史を振り「ka e ru(かえる)」一日となりました。

photographer:Kana Tarumi