2023/09/24
【アートスクール】フォトレポート『メイクは自由、キラキラHappy メイクアップワークショップ』 東風上 尚江 / Make up artist,Beauty director,化粧史家(2023.09.24)
『メイクは、メーキャップ、気持ちをあげる”Make you up”することなんです。』
講座が始まり、講師の方からまず説明のあった言葉です。
今日は、メイクアップアーティストの東風上尚江さんをお迎えして、アートスクールを行いました。
小学生から大学生と幅広い年代で参加してくれた本日の講座。
最初は、メイクがどういうことなのか、化粧史家でもある東風上さんから歴史と合わせ、本来の目的を説明してくださいます。
そして、メイクはどのようにみんなの身の回りにあるのか。
様々な化粧品が手に入れられ、メイクにも流行があるけれど、そのトレンドを追いかける前に、大切なのは自分がどうありたいのか、どのような顔になりたいのか、ということ。それを実現するために流行りも取り入れ、メイクをどんどん楽しんで欲しいけれど、流行りから入ってしまい、自分の欲求と異なることはして欲しくない、メイクはなりたい自分になるために行って欲しい。
これが、東風上さんが一番みんなに伝えたいことでした。
では、なりたい自分にどうすればなれるのか。さっそく実践開始です。
まずはメイクシートを使って、自分のなりたい顔、憧れの顔を考えていきます。みんな、メイクシートを見るのは初めてとは言うものの、スラスラと手が動き、色をつけて、あっという間にそれぞれのメイクが決まりました。
メイクシートが出来上がったら、みんなでシェア。
どうして、自分がこのメイクにしたのか。東風上さんが質問もしてくださり、そのメイクが自分にとって、どういうものなのか、言語化してゆきます。この言語化もできるだけ具体的な方がいいということで、悩みながらも、一人一人言葉にしてゆきます。
日頃のメイクに変化をつけたい子もいれば、メイクが初めての小学生は「できるだけナチュラルメイク」!中には「一筋縄ではいかない」なんて形容詞をつける子もいましたが、具体的な言葉にすることで、自分がどう見られたいのか、どんな自分でいたいのか、方向が見えてきました。
方向が定まれば、あとは行動に移すのみ!
使いたい化粧品を選んで、出来上がったメイクシートを見ながら、メイクをしてゆきます。
わからないことがあれば、東風上さんが随時アドバイスくださり、どんどんメイクが進みます。
最初は楽しげだった雰囲気も、この時はみんな会話もなく、手が動くばかり。だけど、自分の顔が変わっていく様子に、みんなの表情は晴れやかになっていきました。
最後は、みんなの前でそれぞれのメイクを東風上さんに整えていただきました。
それぞれが挙げていたメイクのイメージに合わせて、さまざまなメイク方法を教えてくださるので、見ているみんなも真剣そのもの。そんな中、メイクを仕上げてもらう本人は、どんどんイメージに近づいていく様子に笑顔が弾けていました。
気づけば、最初は初対面で少し距離のあったみんなも、メイクをすることで笑顔で会話をしたり、饒舌になったり。なにより、誰もが晴れやかで、明るい表情になっていたのが印象的でした。
本当にメイクは魔法ですね。
これからも、みんながメイクでなりたい自分になって、楽しい時間を過ごしてくれたら嬉しいです。
東風上さん、お忙しい中、本日は貴重な体験をありがとうございました。