NEWSおしらせ

2023/09/18

【アートスクール】フォトレポート『時間を旅する音楽』 Julia Shortreed / SSW(2023.09.18)

小さな頃に家族と出かけて楽しかったあの場所、
昔暮らしたあの街、大好きな人と過ごしたあの日、など。

本日は、SSWのJulia Shortreedさんをお迎えし、大切な記憶をさかのぼって、
その日を思い出を表す「音」や「キーワード」をみんなで持ち寄り、一つの音楽を作りました。

まずは、みんなが持ち寄った思い出の音を、自己紹介がてら説明します。

はじめて自転車に乗れた日、発表会前にお母さんと駐車場でタップダンスの練習をした時間、
小さな頃よく遊んだおもちゃの音、近所のこどもたちとの「気をつけてねー」という会話、
毎年行くキャンプの朝に練り歩いて演奏する楽器の音、
なかなか人前で話したり笑ったりできなかった子が初めて笑えた瞬間など
ひとつひとつの音のデータにつまった思い出が濃く、
エピソードを聞いてからその音を聞くと、その思い出が目に浮かび、
みんなの思い出が、もはや映像になって共有されるような感覚になりました。

そのデータをJulia さんのPCにまとめ、
この音から始めてみようかと始まりだけ決め、
そこからは、みんなが思いつくままに、音を重ねていきました。

ベースを足したり、ドラムを加えたり、シンセでメロディを作ったり
音色をエフェクトで逆再生したり、音域を変えてみたり。

この感じすき?どっちがいいかな?とみんなで確認しながら
思い出の音の組み合わせの上へ、またさらに音を加えて、
それが、みるみるうちに音楽へと変わっていきます。

Julia さんは、PCでの編集の内容も丁寧に説明しながら
制作してくださったので
音楽が作られていく様子を、モニターで確認することができました。

楽器ができなくても、コードをしらなくても
音楽らしいなどがなく、正解も間違えもない
こうして感覚的に音楽は作ることができるということも、参加者にとって大きな学びとなったようです。

そうして完成した「時間を旅する音楽」。

いろんな人の思い出、時間を経て、生み出さた音楽を聞き、
この音楽でタップダンスしてみたい!という参加者もいて、これからもこの音楽の旅は続きます。

思い出が音楽になるという、エモーショナルで魔法のような時間。
Juliaさん、ありがとうございました!