NEWSおしらせ

2023/09/11

【アートスクール】フォトレポート『飲み物の香りを調合してみよう』 JUNERAY(2023.09.10)

自分の大好きな飲み物の香り。

それを一度も飲んだことがない人に、
その香りを「言葉だけで」説明するとしたら、
どんな言い方ができるでしょうか。

ドリンクブランドのレシピ開発チーフとして活動されているJUNERAYさんをお迎えし、
さまざまなハーブやスパイスを掛け合わせて、
オリジナルのレモネードを作るアートスクールを開催しました。

本題に入る前に、まずは一風変わったクイズに挑戦。
目を閉じ、鼻を摘んだ状態で、手元のコップに注がれた飲み物を飲んでみます。
コップの中身は、誰もが一度は飲んだことのあるペットボトルのお茶でしたが、
なんと当てられたのは8人中2人のみ。
普段「お茶の味だ」と感じていたものは、
パッケージの情報や香りに大きく影響を受けていることを実感しました。

香りの大切さが分かったところで、
次はたくさんのハーブやスパイスに触れていきます。
今回のレモネードのベースになる「マイヤーレモン」に加えて、
お気に入りの香りを1人4つ選びました。

手元に5つの香りが揃ったら、それぞれをスケッチし、
香りの特徴を言葉にしていきます。
ただしここで「レモンの香り」「ミントの香り」など、
そのままの言葉を使うのはNG。

「期間限定の香水の香り」「あったかい香り」など、
感じたままに、自由な言葉を思いつく限りたくさん書いていきます。
他の人の書いたものを見てみると、また新しい発見がありました。

いよいよ調合の時間。
選んだスパイスやハーブを、ちぎったりすり潰したりして、
好みのバランスになるようにビーカーの中で混ぜ合わせていきます。
そこにレモンを足したり、お湯を足したりすると、香りはどんどん変化!
会場いっぱいに心地良い香りが広がっていきます。

近くの席の人とブレンドを交換して香りを言葉にし合うことで、
学年を超えた交流が生まれる場面も。
JUNERAYさんも1人ひとりの生み出す香りの大人っぽさに驚いたり、
香りに対する感覚に共感したりしながら、
参加者の方との交流を楽しんでいました。

最後にお湯を濾して、氷を入れたらオリジナルレモネードの完成!

お気に入りの味と香りが見つかった人や、香りからは想像できなかった味に驚く人。
完成品を飲んでみた率直な感想から、最後に自分のドリンクに素敵なタイトルをつけました。

広告や商品のパッケージからではなく、
研ぎ澄ませた自分の五感を頼りに「おいしさ」を感じること。
それはまさに日常の楽しみを増やすことであり、
忘れてはいけない大切な感覚なんだと感じられる2時間でした。

JUNERAYさん、素敵なワークショップをありがとうございました!