【アートスクール】フォトレポート『夏に大活躍。野草のバームを手作りしよう！』 七咲友梨 / 写真家・tea grower（2023.08.07）

島根県でご家族とお茶を作られている、七咲友梨さんをお迎えして、
今日はよもぎを使ったバーム作りに挑戦しました。

傷や痒みを抑えてくれる力のある「よもぎ」を煮出して作るバーム。

まずは事前に七咲さんがご準備くださっていた
冷たい「釜炒り茶」をみんなでいただき暑い体を落ち着かせたところで
2チームに分かれて
七咲さんが数日前に島根で摘んでこられたよもぎの枝から、葉だけを取っていきます。

途中、思いあまって枝を剥きすぎた子が、「中からメロンの匂いがする！」という大発見をし、
食べたい！と言い出す子もいたりと好奇心の赴くまま、参加者同士、気づけば打ち解け合っていました。

次に圧搾された油に、葉っぱだけにしたよもぎを入れ、70度に温度を保ちながら
かきまぜ、丁寧にじっくりと、色と成分と香りを油に移していきます。

30-40分ほどずっとかき混ぜ続けて、はじめはこの工程すぐに飽きてしまうのでは？と
懸念されましたが、だれも火から離れようとしません。

70度を超えると、コンロを止めて、ちゃんと2チームとも火の番、まぜる番とチームワーク良くできたおかげで
よもぎの色や香り、成分が移った、美しい緑の油ができあがりました。
それを布でぎゅっと、最後の1滴まで搾り取りました。

その後、七咲さんからニホンミツバチのお話があり、
その大変貴重な蜜蝋と、今搾りたての油を湯煎で溶かしあわせて、容器に移します。

最後に各々のラベルをデザインして貼れば、完成。

全員が自分の思うがままのデザインをつくっていて、互いのデザインにも刺激を受け合っていました。

今回は、よもぎをはじめ、野草の力や可能性を、
香りや色、味から楽しく学べる貴重な機会となりました。

まだまだ夏は続くので、キャンプや海などで
虫に刺されたり、怪我をした際にはぜひ活用してもらえたらうれしいです！