NEWSおしらせ

2023/04/08

【アートスクール】フォトレポート「お味噌は何からできている?みんなで作ろう手前味噌!」三上奈緒 / 旅する料理人 (2023.4.8)

旅する料理人・三上奈緒さんをお迎えし、
本日はお味噌作りのアートスクールを開催しました。

昨年奈緒さんとは、梅干しを仕込みましたが、
今年はお味噌を一緒に仕込みます。

味噌汁はほぼ毎日食べるけれど
お味噌作りは初めてだという参加者のみんな。

「では、みんなの好きなお味噌汁の具材を教えてください!」と
それぞれ自己紹介がてら、わかめ、豆腐、なめこ、大根、豚汁など
好きな具材を発表し合いました。

「じゃ、お味噌は何からできてると思う?」

「大豆!」「お米の発酵食品!」「塩!」
どれも正解です。

「あともう一つなんだろう?」と奈緒さん。

「時間!」「熱!」など答えますが、どれも惜しい。

実は、みんなの手のひらにいる、
「常在菌」が発酵を促してくれることを教わりました。

では、早速お味噌作りの始まりです。

今回は富山県の宮本味噌さんから送っていただいた味噌づくりキットと
奈緒さんがご用意下さった材料をミックスしてお味噌を作りました。

まずは、米麹をパラパラになるよう手のひらでほぐし
次に塩を加えてまた均等になるように混ぜます。
麹も味見して、甘い!美味しい!と、手が止まりません。

今度は指で潰せるほどの柔らかさに茹でられた大豆を
グーやパー、親指などを使ってどんどん潰していきました。
ジャンプして潰してみたりグーでどんどん叩いて潰したり、潰し方にも個性が出ました。

潰せたら、麹&塩と合わせて、丸くまとめ
持ってきた容器に、なるべく空気が入らないように保存したら、きっちり蓋を閉めます。
これを風通しの良い場所で保管し半年発酵させると、お味噌に大変身。

味のビフォアアフターを知るために
仕込みたての味噌を食べてみて!と奈緒さん。食べるとやはりなんともしょっぱい。、
でもこれが、麹菌や常在菌のパワーでどんどん発酵し、
甘く美味しく変わっていくお味噌って、本当に不思議な食材です。

味噌仕込みが終わったら
代官山ティーンズ・クリエイティブの屋上で育てた野菜をみんなで収穫し、
宮本味噌さんから送っていただいた味噌を使って最後にお味噌汁作り。
奈緒さんが、石川県の海で収穫されたワカメも一緒に入れて、さらに風味が増します。
屋上で収穫したカブの葉っぱをみんなでちぎって、お味噌もみんなで入れて完成〜!

麹、大豆、野菜、ワカメなど1杯のお味噌汁に使われてる材料が
どこから、どんな人の力で、ここまできたのかを想像し、
全てに感謝していただきました。

代官山ティーンズ・クリエイティブ用にも一部いただき仕込んだので、
半年後、また屋上の秋野菜を使い、ミート・ザ・おやつでいただきます。
その時を、今から楽しみに待ちたいと思います。

奈緒さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!