【アートスクール】フォトレポート「模写してみよう真似てみよう」植田 工 / アーティスト (2023.2.18)

今日は、アーティストの植田 工さんに、たくさんの作品もお持ちいただき、
「模写」の講座を行いました。

絵を描くというと、自分の好きなものを自由に描くことを考えますが、模写という絵の練習方法があります。他者の作品を忠実にすべてを再現すること。

植田さんから模写の説明のあと、セレクトしてくれた日本、西洋美術150点ほどの中から各自、描くものを決めてゆき、作業を始めていきます。

ところが、いざ作業を始めてみると、筆が止まる子がちらほら。
そんな時は、植田さんが丁寧に、わかりやすく作業の進め方をアドバイス。
描く大きさ、比率、構図など、確認していくポイントを掴むと、また作業が進んでいきます。
ある程度下書きができたら、絵具で色つけ。
色も元の絵を同じ色に合わせるために、混ぜるのも試行錯誤。
忠実に再現するために、次から次へと制約がでてきます。

「没頭できるということは、楽しめているということだよ。」

植田さんからの言葉に背中を押されて、みな黙々と作業を進めました。
思っていたように作業が進まなくても、諦めず、作業を進めること。
紙が汚れても、汚れても、何度でもやり直すことで納得のいく絵が描けてくる。
そうやって進めることで、到達できるところがあるそうです。

あっという間の2時間が経つと、それぞれに味のある作品が出来上がっていました。
みな、完成までには至らなかったけど、今日教わったことを思い出しながら、自分たちの絵を深めていってもらえたら嬉しいです。