NEWSおしらせ

2022/06/04

【アートスクール】フォトレポート「自分の名前をアート作品にしよう!」Boojil / アーティスト、絵本作家 (2022.6.4)

今日は、アーティスト・絵本作家のBoojilさんによる
「自分の名前をアート作品にしよう!」アートスクールを開催しました。

様々な活動の中で、”ONLY ONE NAME”という、
名前のストーリーを伺い、名前に込められた想いを形にする創作も
されてらっしゃるBoojilさん。

今日は、子どもたちにその「ONLY ONE NAME」の体験をしてもらう
ワークショップでした。

参加者みなさんそれぞれ、名前の由来については、
事前に保護者の方々から伺ってカードにまとめていたのですが、
せっかくなので、お母さま、お父さまから直接、名前の由来について
お話ししていただき
自分の名前が、どんな意味で、どんな願いを込めてつけてもらったのか、
親御さんたちの想いをまず教えてもらいました。


初めて自分の名前を「漢字」で書いた子や、
聞き手を骨折してしまい、左手しか使えないけれど参加してくれた子、
何からどうしたらいいか戸惑う子もいましたが
Boojilさんが、子どもたち一人一人に声をかけて優しく寄り添ってくださり、
だんだんイメージが膨らみ出した子どもたち。

漢字の意味や由来だけでなく、家族の絵、好きなものの絵なども描き、
とても愛に溢れた絵ができていきました。

 

「もし下絵がもし気に入ってたら、それに色を塗って、本番にしてもいいからね」と
Boojilさんが声かけてくださったのですが、結局誰もそうする子はおらず、
みんな本番用の紙に、下絵をみながら丁寧に書いていきました。
しかも本番の方が確実に良くなっているという!
感性と集中力が、みなさん本当に素晴らしかったです。

  

  

最後に、一人一人自分の名前の作品を、発表しました。

きちんと名前の意味を理解して、作品にする子、
文字の形から発想して、自由な絵を作品にする子、
仲良しの友達のイラストも、名前の中に一緒に入れて作品にする子、
家族全員の、いつもの風景を作品にする子など
それぞれのパーソナリティーがギュッと詰まった作品がたくさん生まれました。

今回、ほとんどが低学年で、初めて講座に参加されるお子さんが多かったのですが
どの子も最後まで、集中力を切らさずに
自分が授かった名前に、責任を持って作品へと仕上げる姿がとても印象的でした。

そして、自身の名前の背景を理解して絵にすることで、
自分自身と向き合い、自分の好きなことを改めて考えてみたり
自分のルーツや親御さんの愛を知ることで、自分を肯定できる、貴重な体験となりました。
親御さんたちにとっても、お子さんに名前の由来を伝える機会になり、
個人、親子、それぞれにとって大変有意義で、奥の深い講座だったと思います。

時間の余った参加者は、親御さんの名前アートにも挑戦してくれて
自分の名前だけでなく、
ご家族の名前や、友達の名前も作品にすることで、
その人のことを考えたり、より深く知るきっかけになるので、
ぜひご家族、おともだち同士でも試してみて、交流を深めていただければと思いました。

Boojilさん、本当にありがとうございました。