NEWSおしらせ

2025/03/28

【イベント】 『SPECIAL SESSION|「連音〜音に連れられて」』フォトレポート(2025.3.23)

第1回目のイベントからはじまった、「SPECIAL SESSION」というコンテンツ。
才能溢れるティーンエイジャーと、気鋭のアーティストがコラボレーションし
生まれる新しい表現・化学反応を楽しんでいただくというもの。

今回は、10回目ということもあり
これまでさまざまなティーンズとアーティストとのご縁を積み重ねてきたからこそ
実現した2組の特別なセッションが行われました。

1組目のセッションは「連音〜音に連れられて」。

4年前の「DTC CREATIVE SESSION 2021」にて
OLAibiさんとコムアイさんによるセッション「未来を明るく照らす灯火」に参加した
間嶋勘太くんと高橋吟侍くん。

当時コロナ禍で無観客の映像配信でのコラボレーションだったこともあり、
今回10年というタイミングで、
新たに音楽家・蓮沼執太さんをお迎えし、リアルな場での新たな音楽会を企画しました。

まずは、「未来を明るく照らす灯火」の冒頭をオマージュした演奏からスタート。

当時、OLAibiさんが使っていたものと同じ楽器を吟侍くんが使いこなし
そこに蓮沼さん、勘太くんが新たに音を重ねて、
過去と今が混ざりあう心地よいセッションに、会場のみなさんもぐっと引き込まれていきます。

今度はiPhoneを使って会場のオーディエンスのみなさんにもご参加いただき、
スマホに内蔵されたアラーム音を自由に流しながら、
3人の演奏と会場とが一体となって、ユニークなセッションが生まれました。
これはリハ中に吟侍くんがとにかく会場を巻き込みたい!と提案してくれたもので、
観客のみなさんもセッションの一部となり、よりリラックスした雰囲気になりました。

さらに、蓮沼さんは演奏の途中でステージから降り、
観客席を練り歩きながら演奏したり、目の前にあるたくさんの楽器を
勘太くんと吟侍くんもそれぞれ自由に鳴らして演奏し
3人のセッションは、練習した成果を発表するのではなく
互いを信じて、互いの音に自分の音を瞬間瞬間重ねて、有機的に変化しながら美しく続いていきました。

そうして可変しながら鳴り続ける「連音」に
2組目のセッションに出演する大庭慈瑛くんもラスト5分ほど特別にカホンで参加し、
一緒に会場を盛り上げてくれました。

そんなタイミングで、スタッフがカリンバを鳴らしながら登場。
それが連音の、終わりのサインでした。

かつて小学2年と小学6年だった二人が、小学6年と高校1年生に成長し、
その2人がこうして時間と音を重ね、
新たな音楽を紡いでいることが非常に感慨深く、まだまだ連音の感動の余韻の中にいるようです。

前回からのバトンを受け、二人がリラックスして臨めるよう、
おおらかに二人を受け止め、セッションを導いてくださった蓮沼さんには感謝しかありません。
「大人でもこんなセッションできないよ!またやろうね」とおっしゃってくださり
またこの先も3人の音が続いていくことを願っております。

この度は、改めまして素晴らしいスペシャルセッションを、
本当にありがとうございました。

この10年、個性豊かなこどもたちと出会い、
それぞれの持つ表現がまたさらに拡がり花開くきっかけづくりを重ねてきたからこそ実現した、
今回の特別な2つのセッション。

込められた思いや、「・・・」に隠されたメッセージを胸に、
また次の10年へと、わたしたちも繋いでいければと思います。

 

写真|shuyanakano

<SPECIAL SESSION>

「連音〜音に連れられて」

出演|高橋吟侍、間嶋勘太、蓮沼執太
コラボレーションクリエイター|蓮沼執太
協力|芳田詠心(windandwindows)

企画・制作・進行|代官山ティーンズ・クリエイティブ