NEWSおしらせ

2024/02/24

【アートスクール】フォトレポート『ラジオ製作体験~音声コンテンツ作りは簡単!~』新谷雄介 / 放送作家、工藤賢創 / ラジオディレクター(2024.2.24)

放送作家の新谷雄介さん、ラジオディレクターの工藤賢創さんをお迎えして、
ラジオ番組を制作するワークショップを開催しました。

「ラジオってみんなまず聞く?」

そんな問いかけからはじまった今回。
適当にチャンネルいじって気になるものを聞いてる子や、お父さんが聞くから一緒に聞いたり、お気に入りの番組が既にある子など、
それぞれでしたが、それでもヘビーリスナーはそこまで多くなく
ラジオがどうやって作られているのか気になるので参加したという子がほとんどでした。

究極、”音”だけのメディアなので、
聞く人の想像力次第の世界というのが
メリットでもありデメリットでもある「ラジオ」。

大切なことは、なんといっても「描写力」だと新谷さん。
声、音だけのメディアだからこそ、相手にどうすれば伝わるのか
その言葉の表現力がとても大事になることに加え、嘘や、少し盛ったらそれもすぐにバレてしまうので
必ずラジオは、本音で話すことが大事になるんだそう。

いざ、2チームに分かれ、今日のゴールである
「公開生放送をしよう!」が始まりました。

まずはグループ内で
ディレクター、放送作家、パーソナリティー
3つの役割分担を決めます。

そこから
テーマ、ターゲット、内容、タイトル
の企画会議を始めました。

実際の現場でも5.6人くらいのチーム編成でラジオ番組は作られるんだとか。
少人数で作るからこそ、一人一人の役割に対する責任が大きく、
番組の一員だと感じられることがやりがいにつながっているんだそう。

1チーム目は、学校生活の中であるある!と感じるシーンについて語る
番組「◯◯あるある調査団」をオンエア!

企画会議の時点から、チーム力が高く、生放送中も、パーソナリティー2人の掛け合いが自然で、
進行役のフロアディレクターのカンペ、音を出すディレクターが全体を見渡しながら
音以外にも気を遣いながら進行してくれました。

 

2チーム目は、春、これからの気持ちの良い季節に
家族でお出かけするおすすめ観光スポットを紹介してくれる番組
「今行こう family spring vacation」をオンエア!

このチームは、リサーチのときから、みんなで分担しながら細かく調べ、
おすすめスポットをいろんな切り口で紹介してくれました。

 

途中、話題が途切れそうなときも、フロアDのカンペがナイスアシストしたり、
作家の子も、進行をうまくサポートしたり、パーソナリティーの子も
一生分の汗をかきました!というくらい焦りながらも
一生懸命話をつないでいるのが伝わりました。
本当に、ラジオは嘘がつけませんね。

両チームとも、リハもなくいきなり本番でしたが、
初めてと思えないほど、その場で一人一人が自身の任せられた仕事に
真剣に向き合って、取り組む姿勢がとても印象的でした。

「10分」がこんなに長く感じるなんて!と
終わってから口々に話す参加者のみんな。
でも、その長く感じた10分を、チーム一丸となって番組を作り上げ
その達成感に満ちた笑顔は最高に輝いていました。

またやりたい!!と全員が思うほど、おおいに盛り上がった本日の講座。

「ラジオ」というものがどうやって作られているか
その裏側を知れる貴重な体験から、こどもたちがもっと「ラジオ」に沼り、作り手が増え、いつかパーソナリティーや
番組制作陣として新谷さんや工藤さんと一緒に仕事する日も近いかもしれません。

本日の番組は、以下のリンクよりspotifyで1ヶ月限定で公開されるそうなので
もしお耳にあいましたら、ぜひお聞きくださいね!