NEWSおしらせ

2023/05/14

【アートスクール】フォトレポート「わたしのためのハーブ探し」梅屋香織 / 薬剤師・ドラッグストアフィトリート店主 (2023.5.14)

5月といえば、新生活が落ち着いてきて大型連休も明け、
季節も春から初夏に向かう頃。

心も体も揺らぎやすいそんな時期に
植物の力で気持ちを整えて、元気を取り戻すサポートをしてくれるハーブと出会うべく
本日は、薬剤師・ドラッグストアフィトリート店主、梅屋香織さんをお迎えし
参加者がそれぞれ自分のためのハーブを探す講座を開催しました。

ハーブは、一番悪い状態を一番いい状態まで持っていってくれるというよりは、
少しだけ、いい状態にしてくれるお手伝いをしてくれるもので、
体調を崩す前に取り入れることで、未病を防ぐ効果があるんだそう。

「このハーブには、こんな力があるからこれを選ぶ」
というように、効能だけで調合するよりも
「この匂いが好きだな」という直感で選んだ方が、
実は今の自分に合うハーブティーになるお話を聞き、
動物の本能的な力が一番宿る、「嗅ぐ」という方法で、
全てのハーブの香りを嗅いで、自分の好き、嫌いをそれぞれ探っていきました。

嗅いだ後、お茶として試飲すると、
なんと香りとはまた違う印象のハーブがたくさんありました。
甘い香りでも、味は苦いもの、全然香りはしなくても、ほっとする味。

植物は一度生えたらその場から動けない分、いろんな力を蓄えている。
ハーブティーはその植物の力のお裾分けをいただくものなんだと教わりました。

さあ、香りも味も確認したところで、自分だけのハーブティーを調合していきます。

ボウルに入れられていくハーブの色合いにもそれぞれ個性が出て、
まるでボウルのキャンバスに描かれる、絵画のよう。

選び終えたら、ハーブの香りが閉じ込められている繊維を指で潰して、混ぜ合わせていきます。
それを、ご用意いただいたチャック袋に入れれば、私だけのハーブティーの完成です。

選ぶハーブによって、
逆に今の自分が客観視し、体調が見えてくるものでもあるという奥深いハーブの世界。
ハーブを特別なものと捉えず、身の回りの植物の力を借りて
この揺らぎやすい季節を、しなやかに乗り越えていってみてくださいね。