NEWSおしらせ

2023/05/06

【アートスクール】フォトレポート「レモンを皮ごと、丸ごと使っちゃおう講座」笹原 光/スタイリスト、柑橘農家 (2023.5.6)

本日のアートスクールは、スタイリストの笹原光さんが広島県・生口島にあるご自身の畑で栽培したレモンを枝ごと持参していただき、その全てを堪能しました。

お持ちいただいたレモンは、農薬、除草剤、肥料までも使わない自然農法で栽培したもの。
どんなところで栽培し、どのように育てているのか。
なぜ大きさもいびつで汚れもあるのか、その理由を説明していただきます。

驚いたのは、収穫後3日、3ヶ月、1年以上のレモンを比較した時。
見た目も重さも異なるだけでなく、それぞれ中を割ってみると、匂いすらも異なります。1年以上経ったレモンの発酵して少し甘さすらも感じる匂いには、見学されていた保護者の方も、驚かれていました。

次に、お持ちいただいた枝を大きなハサミを使って切断。箸置きを作ってみます。
こうして枝すらも自分で切ってみることで、五感を使ってレモンを体感しました。

それぞれにレモンを感じたら、調理開始。
レモンをスライスして、レモンジュース作り。
さらには、ホットケーキミックスに削ったレモンの皮を入れ、それをレモンの葉にたっぷりつけて揚げるドーナツ、パパラホテスというスペインのお菓子も作りました。
口に広がるほのかなレモンの香り、みんなしっかり感じて、味わっていました。

最後は、レモンスライスを添えた揚げたての唐揚げを食べて、講座終了!
この唐揚げも、塩こしょうなどの味付けなく、レモンを入れた麹のみで味付けをしたものだそうです。

講座中、笹原さんが何度もおっしゃっていたのは、「食べることは体をつくること」。
口から取り込んだものが、体調も含め、体を作っていく。
一緒に参加された保護者の方も真剣に耳を傾けていましたが、食材にも目を向ける、これからの生活で少しでも意識してもらえたら嬉しいです。

レモンが実だけでなく、葉も枝すらも利用できるのは、他にも活かせる知恵かもしれません。与えられたものを使うだけでなく、有効利用することは生活を楽しむコツなのかもしれませんね。

笹原さん、本日は生口島でしか味わえない貴重な体験をありがとうございました!