NEWSおしらせ

2022/12/17

【アートスクール】フォトレポート「iPhoneでクリスマスの音楽を作ってみよう!」星憲一朗 / 電子音楽家 (2022.12.17)

今日は、電子音楽家の星憲一朗さんをお迎えして、電子音楽でクリスマス音楽を作るアートスクールを行いました。

電子音楽って、少し馴染みがないけれど、どんな音楽なんだろう??
そもそも、音楽を作るって、どう行うの?
みんな初めてのことなので、どこから始めていいのか、わかりません。

そこで星さんから一言。
「クリスマスの音って、どんな音だろう?」
「???」
クリスマスの音楽と言われているから、そう思っていたけれど、あらためてなぜそれがクリスマスの音楽なんでしょうか。いろいろ質問を投げかけていくと、少しずつ意見が出てきました。
「鈴の音」、「車の音」、「鉄琴の音」、「雪を踏む音」いい感じです。
星さん「逆にクリスマスらしくない音は?」
「波の音?」「でも、南半球のクリスマスは夏だね」おー、その通り。
一通り意見が出ると、どんな音が入るとクリスマスらしくなるのか、見えてきました。

次の作業は音源集め。
beatcameraというアプリを使って、音を集めます。
これは、撮影した動画が自動編集されたビートになるアプリ。
館内をまわって、音を集めていきます。
楽器を使ってもいいし、使わなくてもいい。
みんなの自由で、やわらかい発想で、音源を集めて加工しました。
ベルを使った音、ギターを鳴らしたり、波の音にチャレンジする子も。
中には足音も出てきて、星さんもその発想に感心していました。

ここからは、星さんがPCを使って、みんなの音源を並べたり、入れ替えたり、と編集をしてくださいます。
これがとても大事な作業。星さんのPC画面をスクリーンに映して、何を行っているか、簡単に説明しながら作業が進んでいきます。
星さんのアイデアで、デジタル加工されたデータだけでは味気がないので、それぞれの音源にさらに生の音を重ねました。あらためて、楽器を使って音を重ねる中、水筒の水の音を重ねるアイデアは、見事でした!

それぞれ思うがままに作った音源は、とくに事前にルールを決めていなくても、まとめることで見事な音楽になりました。完成した曲はクリスマスの音楽とまではいかなかったけれど、あっという間の2時間は音楽が出来上がる過程を見ることができ、実験を行っているかのようでした。

星さん、お忙しい中、創造的で貴重な体験をありがとうございました!