NEWSおしらせ

2022/12/11

【アートスクール】フォトレポート「日本最古の大きなクリスマスツリー?!」チンドン / 建築家ユニット (2022.12.11)

「竪穴式住居って知ってるかな?」

ー今から1万年ほど前の縄文時代からある建築の手法で、
地面を掘って、柱をたて、梁を通して、垂木に茅を葺くというもの。ー

「その構造は、木造建築の大元にもなっていて、現在も受け継がれているんだよ!」
と、竪穴式住居について、まず初めに建築ユニットのチンドンさんから教わります。

今日は、その手法を取り入れて建築法と過去の知恵を学びながら
木の代わりに紙管を、茅の代わりに古新聞を使った大きなクリスマスツリーをみんなで作りました。

まずは、構造体を2人1組で作り、骨組みを作っていきます。
予め、チンドンさんがサイズはカットして用意してくださってたので
使うものは、その紙管と結束バンドだけ。
道具や材料をうまく使って、協力しながらどんどん組み上げていきました。

そうして屋根材の垂木も、結束バンドとガムテープで連結したら
紐でぐるりと結びつけて、最後に英字新聞の茅で屋根を葺いていきます。

集中力切れ気味の小学生ボーイズには、
ツリーのトップにつけるオーナメント作りを2人にオーダーするチンドンさん。
2人は、段ボールでかわいいお星さまを作ってくれました!

新聞紙の茅も、事前にチンドンさんが準備してきてくださっていたのですが
それでも、あまりにも巨大な構造体だったので、途中で足りなくなってしまい、
みんなでまた協力しながら、新聞を丸め、切り目を入れ、ホッチキスで止めて、
新聞紙の茅をどんどん作って、葺いていきます。

中からも葺いたり、密度を上げていき
ついに全ての隙間が埋まって完成!
最後に、LED電飾を巻き付けて、せーので点灯式もしました!

1万年前と同じ構造で、使う材料は現代のもの。
もし縄文時代にクリスマスがあったなら。
そんな妄想をしながらキラキラと輝く日本最古の?クリスマスツリーが完成しました。

クリスマス期間中はエレベーター開いてすぐの正面に、
こちらのツリーは設置してありますので、
ぜひご覧いただき、これは竪穴「住居」でもあるので、もちろん中にも入れます。
ツリーの中にも入って、ご覧くださいね!

チンドンのお二人、参加者のみなさん、
長丁場お疲れ様&本当にありがとうございました。