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2026/04/12

【アートスクール】フォトレポート『わたしの歌をつくろう』 寺尾紗穂 / 音楽家、文筆家(2026.4.11)

見過ごされがちな小さな声を作品に描き、優しく強い響きで表現する
音楽家・文筆家の寺尾紗穂さん。
今日のアートスクールは、寺尾さんとこどもたちとで「わたしの歌」を作ります。
小学生から大学生まで、幅広い参加者が集まりました。

まずは寺尾さんが、ご自身のネコ「カンナちゃん」をテーマに、
お手本として短い詞を作りました。
ポイントは、歌にしやすい言葉の区切りとして「5字・7字」を意識すること。
「俳句だ!」と声が上がります。

さっそくやってみましょう。
「いちご」から連想する言葉を集め、5字・7字にまとめていきます。
作り方を具体的にイメージできたら、今度は自分自身が歌にしたいテーマを決めます。
ペット、花、家族、食べ物、キャラクターなど、好きなものから発想してもよいし、
「気になるニュース」「こうだったらいいのにな」など、どんなことでも大丈夫。

でも今回、一番難しかったのはここかもしれません。
何を書くか決まらない、浮かばないという子も多く、
隣の子と相談したりしながら、少しずつ進めていきます。

寺尾さんが自然なおしゃべりをしながらさまざまなヒントを伝えるうちに
「学校のトイレへの道」「クラス替え」「こども」など、
その子にしかできない表現も生まれてきました。

悲しい、悔しい、怖いといったネガティブな感情を表現する子もいて、
「実感が入って、詩が生き生きしてきますね」と寺尾さん。

最初のとまどいが嘘のように、どの子も創作意欲がわいてきたようで
いくつもテーマを考えて、短い歌詞を作っていきます。

次は曲をつけます。音楽経験が豊富な子ばかりではないので、
まずは音の高低をどうしたいかを考え、点の上下をメモするだけでOK。
ピアノを使って音を試してみたり、慣れている子はいつの間にかピアノアプリを使って
作曲を進めています。

おおよそできたら、寺尾さんと一緒にメロディを決めて、その場で伴奏をつけて完成です。

寺尾さんの優しい導きで、2時間で出来上がったそれぞれの歌。
最後の発表会は、どの子も緊張したと思いますが、誇らしげに披露してくれました。

身近なものを自分の言葉で語ること、そのためによく観察すること、
出来上がった歌と一緒に、これからも大事にしてほしいです。