NEWSおしらせ

2026/03/11

【イベント】 『SPECIAL SESSION|ノンフィクション』フォトレポート(2026.3.8)

その年に出会った才能溢れるティーンエイジャーと、気鋭のアーティストがコラボレーションし
生まれる新しい表現・化学反応を楽しんでいただく”SPECIAL SESSION”。

今回 の1組目は『ノンフィクション』。

 

昨年のコンテスト優勝者、綾眞くん、
特別賞を受賞したRayliさんが、
Movement DirectorのChikako Takemotoさんによる演出で、
「平和とはどこに宿るのか」という問いを、リアルな身体と虚像である影とともに表現しました。

まず、綾眞くんとRayliちゃんの二人が楽しそうに遊ぶ声が響き、
キラキラとした虚構の世界の中で、
雲をまとったり、星で遊んだり、キリンやヘビやトリになって、ユートピアのような世界が広がります。

その後、リズミカルな音楽に乗せて、
スクリーンの前に登場した二人の後ろで、ユニゾンする謎の2つの影。

一見、二人の影に見えますが、徐々にこどもたちの動きから外れて
自由に動き出し、拡大し、増殖し、意思を持ったかのようにこどもたちを翻弄しはじめます。
フィクションがノンフィクションを飲み込み、
現実が後から作られたもののように歪められ、影の世界の中へ綾眞くんだけが、連れ去られてしまいました。

たった一人になってしまったRayliちゃん。
はじめは不安そうでしたが、懸命に手や足を叩き、
影の存在に懸命に立ち向かって、綾眞くんを救い出そうとします。
会場のお客さんたちもRayliちゃんのリズムに合わせ、一緒に手をたたき、影に応戦します。

その甲斐あって、無事に綾眞くんを救い出すことに成功したRayliちゃん。
ほっと一息ついた二人の周りには、美しい星たちがきらめいています。
そうして、またはじまりのように、2人で星を探したり、
星を投げ合ったり、ただただ純粋に遊ぶこどもたち。

こどもたちが安心して楽しく居られること。
それこそがまさに平和の象徴であり、これからも守られるべきシーンであることを突きつけられて、
この物語は終わります。

最後に、スクリーンを二人が裁ち鋏でカットしたら、中からChikakoさんとRIRYさんが登場し、閉幕。
影の正体は、お二人だったのでした。

気づかないうちに、誤った世界に向かってしまうことを示唆してくれた「ノンフィクション」は、
もともと、広島県出身のChikakoさんがおばあさんから聞いていた戦争の話をもとに作られました。
何が真実で、何がフェイクで、もうその境がわからなくなってきている昨今、
起きていることをきちんと見極め、考え、行動する大切さをそっと教えてくれたように思います。

写真| Yuki Aizawa、Kotaro Yamamoto

<SPECIAL SESSION>
「ノンフィクション」

出演|綾眞、Rayli、RIRY、Chikako Takemoto
コラボレーションクリエイター|Chikako Takemoto
音楽制作|Chikako Takemoto
振付・演出・空間制作|Chikako Takemoto

企画・進行|代官山ティーンズ・クリエイティブ