アートスクールART SCHOOL
細井美裕 / サウンドアーティスト
イトウユウヤ / テクニカルエンジニア
木琴や鉄琴は、同じ素材の木や鉄を違う大きさにすることで、
いろいろな高さの音が鳴って、それが音楽になります。
サウンドチェーンでは、普段並べられても一見(一聴?)
繋がりがないような”音”たちを集め、新しい楽器を作ります。
ざらざらした音、まるい音。自分の音と他人の音。
音の並びのルールを考えたり、逆に、ルールを満たす音を自分で作ったりしながら、
クロスワードパズルのように身の回りのあらゆる音を組み合わせます。
さらに、その音たちをどのように鳴らすか、人が演奏していなくても音が出るように、
展示に向けた「演奏のためのシステム」も一緒に考えてみましょう。
どんな音も、みんなのルール次第でひとつの音楽になります。
音を通してみんなで繋がり、未来へ届ける新しい音の繋がりを創造しましょう。
*講座で作った楽器は、1ヶ月間、DTCの創作活動室2に展示されます。
期間中であれば、どなたでも演奏でき、今回決めたルールに沿った”音”を追加することも可能です。
*今回持ってきていただく持ち物は
ワークショップで作る楽器の一部として使用し、
3/6(日)~3/31(木)までの間、館内にて展示いたします。
展示期間終了後、ご返却することも可能ですが
演奏方法によっては叩いたり、こすったりする場合がございますので
予めご了承ください。
▼当日のフォトレポートはこちら
細井美裕 / サウンドアーティスト
1993年生まれ、慶應義塾大学卒業。マルチチャンネル音響をもちいた空間そのものを意識させるサウンドインスタレーションや、舞台公演、自身の声の多重録音を特徴とした作品制作を行う。22.2chで制作した音響作品《Lenna》はNTT ICC無響室、YCAM、札幌SCARTS、東京芸術劇場コンサートホール、国際音響学会AESなどで発表。第23回文化庁メディア芸術祭アート部門新人賞受賞。
イトウユウヤ / テクニカルエンジニア
メディアアートや現代美術、演劇/パフォーマンスのテクニカルスタッフとして主に活動。
活動内容は、展示設計やディレクション、アーティストの制作補助(プログラミング・造形)、イベントのオペレーターや舞台監督など多岐にわたる。自身のユニット「DrillBros」(ドリルブロス)では、映像とパフォーマンス/ライブの関係性について考察や実践を行っている。