岡本果倫 / 絵描き

私にとって絵を描くことは、小さな頃から何度も何度も、自分で自分をすくいあげてくれる、
かけがえのない遊びでした。人の話はほとんど聞こえていなくて、考え事や夢の世界。
いつの間にか皆、足をそろえて同じ動きをしている中、
ハッと気づいてキョロキョロしながら隣の人の真似をして
どうにかみんなにまぎれ込んでいるような、苦しまぎれの作戦でがんばっていました。
大人になって、まだまだまぎれ込んでる感はありますが(でも人の話は聞くようになったし)
遊び続けてきた事が、人とのかかわりを広げてくれて、
今ではコミュニケーションの一つになっているように思います。
すてきなデザインやアート、ハッと気付かされるよな純粋な表現は、人を惹きつける魅力があります。
わたしもそんなものが作りたい。いつまでも、遊びの心を忘れずに、楽しんでください。
きっと何度も、それは自分や自分以外の人もすくい上げてくれるかけがえのないものになると思います。

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