2026/07/26
【アートスクール】フォトレポート『「今日の日記」と「ある日の日記」をみんなでつける』金川晋吾 / 写真家(2026.7.25)
2026年7月25日土曜日 晴れ
最近、ひそかな盛り上がりをみせているらしい「日記」。
毎日書いている人もいれば、気が向いた時に書く人、何度も挑戦して続けられなかったり、苦手意識があったり、いろいろな付き合い方があると思います。
写真家の金川晋吾さんは、父を被写体にした写真集をきっかけに日記を書きはじめました。日記をきっかけに、いまでは文章を発表する機会も増えたといいます。他の人の日記を読むのも好きだという金川さんと、日記のアートスクールを開催しました。
特別ゲストとして、日記本を作り続けている柴沼千晴さんも参加してくださり、日記を書くこと、読むことについて掘り下げる一日になりそうです。「日付を書く」「さいごにみんなで見せ合う」ことを、今日の基本にします。さっそく、参加者のみなさんに、「今日、ここに来るまでの日記」を書いてもらいました。
日記は、「作文」とは違い、まとめなくてOK、結論を出さなくてOK、思ったこと・あったこと、何を書いてもOKという自由さがあります。
気負わずに書いてもらい、さっそく回し読み。自己紹介もせず、お互いの年齢や肩書きなどもわからない状態で、日記だけをとおして他人を知るという面白い経験になりました。
それぞれの日記を読み合ったら、次は「同じ体験をしてそれぞれの日記を書く」ことをしてみます。
代官山の街での短い散歩。高低差が大きく入り組んだ道を進みつつ、教会や学校、高級ブランドのカフェなど、現れた建物や道ゆく人を観察しながら歩きますが、なにより強烈な夏の暑さ、隣の参加者との話が印象に残ったようです。
2つの日記を書き、回し読みをしたら、自分と日記との関係や、表現することについてどう考えるか、自然と話し合う流れになりました。
何のために日記を書くのか。
辛い気持ちを吐き出すときに書くけど、今日は人に読まれるから違うものになった、記録することが苦手だったけど、読み直しながらもう一度自分が作られるような体験ができた、いつもスマホにメモするけれど、今日は手書きで日付も書くのが新鮮で、個性的な表現になった、学校の日記のルールから離れて自由に書けた、日記経験があまりなく、どうやって書き出すか悩みながらも完成させた…それぞれの違いが一人ひとり興味深く、日記と表現について考えてきた金川さんと柴沼さんが受け取って、対話が弾みます。
今日の日記は読み比べられるよう、コピーして配りました。
日記という気軽なフォーマットは、自分自身と他者との関係を考え、向き合うきっかけとなるツールにもなります。
日記を通して、少しだけ心境が変わったり、これからの自分を考えたり、何かを表現することへの自信をつけたりとそれぞれに違ったものを持ち帰ることができたようです。


















