2026/06/27
【アートスクール】フォトレポート『わたしに贈る短歌をつくろう』上坂あゆ美 / 歌人・文筆家(2026.6.27)
「自分の気持ちを作品で表現する」と聞くと、どんな創作活動をイメージするでしょうか。
映像・ダンス・絵画など、様々な手段がありますが、
その中で「短歌」を思い浮かべる人は少し限られるかもしれません。
でも短歌には俳句のように季語もなく、
さらに正解・不正解もない文芸の分野だからこそ、
思ったことを自由に表現することができるんだそう。
今日は歌人の上坂あゆ美さんをお迎えし、自分の気持ちを表現するための短歌講座を行いました。
最後にお互いの歌を匿名で読み合い、感想を伝え合う歌会を行うことを目標に、初めての短歌作りに挑戦です。
まずは歌会で感想を言う練習として、上坂さんが選んだいくつかの短歌をみんなで鑑賞しながら、自由に感想を出し合いました。
5 7 5 7 7という限られた31文字を、はっきりとは書かれていない部分にも思いを巡らせてじっくり読んでみます。
すると同じ歌を読んでも、情景や手触りまで、解釈は本当に人それぞれ。
感想を出し合うごとに、その歌の新しい側面が見えてきました。
そんな短歌の魅力に触れながら、実際にどんなテクニックが用いられているのか、上坂さんの解説を挟みながらじっくり読み進めていきます。
続いて短歌を作る際の基本ルールを確認し、実際に上坂さんが1つの出来事からどんなプロセスを経て歌にしているのか、解説してくださいました。
上坂さんが一番大切にしているのは、嘘偽りない感情を表現できているか、無理に背伸びして言葉を選んでいないか自問し続けることだそう。
愚痴でも、人には言いにくいことでも、自分が感じたことを大切に表現してほしい。そんな上坂さんのメッセージを胸に刻み、いよいよ短歌を作ってみる段階に。
いくら時間があっても足りない!という声も上がるほど
ひとりひとり集中して、気になるところは上坂さんに質問しながら歌を形にしていきます。
そうして完成した歌を1枚の紙に並べ、代官山ティーンズ・クリエイティブ歌会の開催です。
SNSや実生活で短歌を発表しても感想がもらえる機会はなかなか多くありませんが、
歌会では作者を明かさずに感想を伝え合うので、先入観のない意見をたくさん聞くことができます。
「意図通りではなかった感想もあったけれど、こんなに面白く読んでもらえるならそれでいいと思えた」
と、自分の歌の解釈すらも自由に広がっていく歌会ならではの声も上がりました。
今日上坂さんが繰り返し伝えてくださった「誰かの期待に応えるためではない本当の感情を、他の誰でもない自分自身で大切にしてほしい」というメッセージ。
まさに、感情の心地良い置き場所のひとつとして、これからのみなさんの生活に短歌が寄り添ってくれることを祈っています。























