2024/08/17
【アートスクール】フォトレポート『1対1のサッカーやってみよう!』 畑中崇 / 一般社団法人日本ストリートサッカー協会 代表理事(2024.08.17)
本日は一般社団法人日本ストリートサッカー協会 代表理事 畑中崇さんをお迎えし、1対1のサッカー(Panna)を体験する講座を開催しました。
直径約5mの囲いとストリートサッカー用のボールをお持ちいただき、多目的室が1日限りのストリートサッカースペースが現れました。1対1で行うストリートサッカーのルールは簡単。時間内で相手よりも多くのゴールを取る、もしくは、股抜き(相手の股の間にボールを通す)をすればその時点で勝利です。通常のサッカーとは異なり、フィジカルコンタクトは禁止で、足技と足技のぶつかり合いが醍醐味です。
参加してくれたのは1~4年生の小学生たちでした。サッカー経験者から未経験の子まで様々なレベルの子どもたちが集まりました。スキルが違う中でも同じコートで戦うことができることはストリートサッカーの魅力の1つです。
まずは、ウォーミングアップとしてみんなで2つのボールを使って、パス回しをしました。もう一つのボールがどこにあるのかよく見ておくことが大切。そこから徐々に”2タッチ以上すること”などレベルをあげていきました。ウォーミングアップができたら、実際に囲いの中で、講師を相手に試合を行いました。初めての実戦を通して、「遠くからシュートしても入らないこと」「ボールを動かさないと相手は動かないこと」など、これからなぜ練習をするのか、どのスキルが足りていないのかを確認しました。
休憩を挟み、学年ごと2チームに分かれて、練習を開始しました。
1チームは囲いの外で畑山さんに足技を教えてもらったり、鳥籠(1人を囲み円になり中の人にボールを触られないようにパスを回す)をしたりと基本的なスキルと技を学びました。
1チームは囲いに入り、外で教わった技を実戦で試しながら練習をしました。1人で練習するだけでなく、対戦相手を前にすることに、その技で相手がどのような動きをするのかを見ることができ、さらなるスキルアップに繋がりました。
囲いの中と外を交代で行き来しながら、1時間ほど練習をすると、最初はボール蹴って走るだけだった子たちも自分の力でボールを動かして、ゴール前にボールを運ぶようになっていきました。
最後に、全員参加で大会を行いました。順番に試合を行い、3連勝したら勝ち抜け。4人勝ち抜けた中から決勝トーナメントを行って優勝を決めます。優勝者には畑中さんがご用意くださった、シャツをプレゼントです。みんなそれぞれ1時間半で教わった知識と技術で相手を翻弄します。1日を締めくくり、シャツをもらえる大会とだけあって気合いは十分。これまでには起こらなかったボディーコンタクトやスライディングなどの禁止行為で怒られつつ、会場の熱気は最高潮に。戦う選手たちと一緒に盛り上がる観客たち、1対1のサッカーといえど、その熱狂はサッカーそのものでした。
優勝者が決まり、シャツを贈呈。みんなで写真を撮り講座は終了しました。
サッカーというと部活や習い事で真剣に取り組む印象が強いスポーツですが、ボールを蹴って遊ぶことはそんなに難しいことではありません。ストリートサッカーなら初心者も上級者もレベルに関係なく、同じスペースで同じ強度で盛り上がることができます。まだまだ始まったばかりのストリートサッカー、みなさまも手軽に体験してみてはいかがでしょうか。