WORKSHOPアートスクール

2026/7/25 sat. 14:00-16:30

『「今日の日記」と「ある日の日記」をみんなでつける』

金川晋吾 / 写真家

まずはみんなで散歩をして、そのときのことをそれぞれ日記に書いて、たがいに見せあいます。同じ日の同じ場所にいるはずなのに、日記に書くことは人によって全然ちがってくるでしょう。
もうひとつ、「今年のお正月」や「もやもやした日」など、何かテーマを設定して日記を書き、それも見せあいます。

学校の宿題とはちがうので、書きたいことだけ書けばOKです。短い日記でも全然よくて、例えば「とても暑くて泣きそうだった」しか書けなくても、そこにその人らしさがあらわれます。自分が書いた何気ない日記が、他の人には新鮮な驚きに満ちたおもしろいものになるのです。

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講 師

金川晋吾 / 写真家

写真家。1981年京都府生まれ。主な著作、『father』(青幻舎)、『長い間』(ナナルイ)、『いなくなっていない父』(晶文社)、『明るくていい部屋』(ふげん社)、『祈り/長崎』(書肆九十九)。社会のなかで規範とされている役割を越えて、自身の視点にもとづき、自己と他者との流動的な関係性を写真や文章によって表現している。

Voice

講師からのメッセージ

2008年ごろ、私は自分の父を写真に撮りながら、父と会った日のことを書いた日記もつけていました。そのころの父はちょっと調子が悪くて、何もせずにずっと家にいるような状態でした(と言ってもいわゆる病気というものではなくて、父はそれなりに楽しそうにたんたんと暮らしていたのですが)。
 父と会って話をした日には、私はいろんなことを思ったり考えたりしたので、そのことを日記につけていました。自分のいろんな思いや考えを、日記に受けとめてもらっていたのだと思います。
 数年後、その日記を読み返すと、そのときの自分にしか書けない、とてもおもしろいものであることに気がつきました。日記を書くことを通して、私は自分の言葉に出会うことができたのです。
 日記というのは自分のために好きなことを書くことができる場所です。何を書いてもいいし、うまく書けなくても全然いいのです。
 日記を通して、書くことのおもしろさや、自分の言葉のかけがえのなさに気づいてもらえたらうれしいです。

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